北方 喜旺丈 Hirotake Kitakata

作曲家・ピアニスト・即興演奏家・未来のボイトレコーチ


<Short Bio>

音、声、波動の専門家。クラシックをベースに、ジャズ、ミュージカル、ポップス、ロック、民族音楽、邦楽、映画、アニメ、ゲーム音楽など、様々なジャンルを体験、吸収し、これからの時代に相応しい音楽の在り方を自由に作り出している。森羅万象のあらゆる波動を音楽として感受し作曲する。音楽だけでなく、水・光・音・食・身体・感情・意識への探究から様々な気付きと実践の中で、日本独自の精神をベースにアートとウェルネスを軸とした活動を展開するため、2020年、株式会社 北方音楽事務所を設立。

天皇皇后両陛下の三大行幸啓「全国海づくり大会」「全国植樹祭」「国民体育大会」の式典音楽を多数制作。 三谷幸喜作演出・香取慎吾主演・小西康陽作曲「TALK LIKE SINGING」や、劇団四季ミュージカル作品ソングアンドダンスシリーズではアレンジャー・キーボードコンダクターとして、また「アラジン」「キャッツ」「ウエストサイドストーリー」「パリのアメリカ人」「美女と野獣」「壁抜け男」「バケモノの子」ではピアニストとして参加。金沢市の委嘱でTOKYO2020オリンピック・パラリンピック記念金沢市民ファンファーレ「鳳曜」を作曲。石川県立音楽堂主催「和洋の響きⅡ作曲コンクール」で箏とオーケストラのための「随喜乃涙」が優秀作品に選ばれ、能舞とのコラボレーションで初演。 合唱曲「Yes!!」が令和3年度から音楽の教科書「中学生の音楽 1」(教育芸術社)に掲載される。

2017年「歌で海を美しくしよう」をスローガンに、楽しく効率的にゴミを拾うための音楽「ゴミ拾い音頭」を作詞作曲し、アート×環境イベント「UTAUMI(うたうみ)」の活動を開始。 「純粋な魂の光」をテーマとしたソロピアノアルバム「Synchronicity –縁(えにし)- Solo Piano Works」をリリース。 Amazon、iTunes Store、Spotifyなどで発売中。 ダンサーとの即興セッションや、その場のエネルギーを感じて行う即興演奏には定評がある。

現在は、あらゆるものの本質的な声を聴き音楽として表現する「THE ECHO」(ザ・エコー)、人間の声帯構造に秘められている機能を科学的に引き出し理想の声を表現できる「未来のボイトレ」などを展開中。 また、教育・レッスン・後進の指導にも力を入れており、感性を育てることを第一に、理論や技術と組み合わせていく独自の内容は根源的で非常に効果が高く、各方面から好評を得ている。現在は金沢市在住。

 
<Full Bio>

日本海・河北潟・大野川に囲まれ、遠くには霊峰白山を望む石川県河北郡内灘町で生まれ育った。夜には砂丘に横たわり、波の音を聴きながら満点の星空を眺め、宇宙に想いを馳せる。その自然環境こそ、北方喜旺丈の世界観のベースである。
物心ついた頃には、アマチュア音楽家の両親の影響から、クラシックの壮大なオーケストラサウンドに魅せられ、特に宇宙を感じる音楽、交響曲、バレエ音楽、そして美しい宗教音楽を好んだ。並行して映画・アニメ・RPGゲームなどが描く神話的世界観を表現する音楽制作への憧れを抱くようになる。ピアノ・ヴァイオリン・ヴィオラ・ユーフォニアム・トロンボーン・クラリネットなど様々な楽器を経験。14歳で作曲の道へ。

愛知県立芸術大学在学中からプロ活動を開始。オーケストラ、吹奏楽、室内楽からキャリアを重ね、卒業直前、仙台フィルハーモニー管弦楽団第200回定期演奏会記念委嘱作品として2人の指揮者を要する「コラーゲンⅡ」を菅原拓馬氏と共作しデビュー。
卒業とともに上京し、程なくしてジャズバンド”TRI4TH”を結成。緻密に音符を構築する作曲の世界から、即興的に音を紡ぐ世界に触れたことは、完全即興ライブや、その場のエネルギーを感じて奉納演奏する流れへの出発点となった。
20代後半からは劇団四季や三谷幸喜作演出のミュージカルにアレンジャー・キーボードコンダクター・ピアニストなどで関わることになり、あまり関心のなかったミュージカルというコンテンツの社会的価値や存在意義に感銘を受け、自身でもオリジナルミュージカルを制作するようになる。

こうして次第にクラシックや現代音楽だけで構成されていた音楽人生に、様々なジャンルが交差し始めた。香川県の特殊な石を楽器した「サヌカイト」との出会いは、神秘性と音楽との関係を深めた。学生時代から世界の民族音楽への興味も尽きず、更には古代ギリシャの「宇宙の音楽」の思想を知ったことで、元々興味のあった神話・宇宙への関心がますます強まっていく。
もう一つ大切な仕事として、天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぐ、行幸啓などの式典音楽制作がある。特に全国植樹祭との縁が深く、山・川・海の自然、人の営み、自然信仰を感じさせる壮大な演出による音楽を担当することは、出身地の自然環境が育んだ世界観と引き合い、精神活動の根幹に結び付く。特に「水」が人生のキーワードの1つであるという気付きは、その後のアクアフォトミクスの出会いにも繋がっていく。

日本各地を巡り、各地域の自然の独自性、美しさ、神聖さに触れるたびに、日本と世界の繋がりを感じ、世界の叡智や宇宙の真理を求め、音楽でいかに表現できるのか?という考えを常に持つようになる。そしてついに日本の伝統音楽への目覚めへと辿り着く。和洋折衷の音楽世界を表現し始め、それだけでなく、世界中の音楽のエッセンスが内側で発酵し、統合された作風となっていく。

作曲方法はいつしかシンプルになった。「自分の内側の響きを傾聴する」・・・その音を汲み上げるように音楽を紡いでいく。

2011年。東日本大震災の強烈な経験から、音楽活動の意味を更に深く思考し、ひとつひとつの作品に込めるメッセージに「魂を元氣すること」を意識し始めた。その集大成の1つが「純粋な魂の光」をテーマとしたソロピアノアルバム「Synchronicity –縁(えにし)- Solo Piano Works」だ。アルバム発売記念企画として、被災地を巡るツアー「ご縁をツナグ旅」をクラウドファンディングで実現、各地でテーマソングをともに歌い収録し、重ね合わせて400名を超える大合唱の音源をYouTubeに公開した。また、アルバムを発売した2017年は「歌で海を美しくしよう」をスローガンに「UTAUMI(うたうみ)」というアート×環境プロジェクトをスタートさせた年。海ゴミ問題は世界的に深刻だが、結局は「ゴミを捨ててしまう人の意識が変わらなければ、何も変わらない」という気付きから、ゴミ拾いの動作に近い「田植え」をヒントに、楽しく効率的にゴミを拾うための「ゴミ拾い音頭」を制作した。

現在、活動の中心は「THE ECHO」(ザ・エコーと読む。ジ・エコーではなく)だ。内側の響きを傾聴する作曲スタイルに加えて、外側の世界のあらゆる響きを傾聴し音楽として外在化するプロジェクトである。「聴く」という行為は、周波数を合わせてラジオを聴くようなものであり、この活動を通して「この世界は何一つ同じものはなく、全てが宇宙でたったひとつの存在であり、自由に振る舞いながら秩序を持ち、かつ繋がり合っている」ことを確信。それはまさに「水」そのもの。そして、人の内側には流れている音楽があり、その音楽を開示すると神秘的な現象が起きることを何度も目の当たりにした。食べ物や土地でも不思議な現象が起きた。その興味から「壮大な波動音楽実験」という位置付けで、人間の音楽、聖地・パワースポットの音楽、体やメンタルを調え活性化するための音楽など、あらゆるヒト・モノ・コトを音楽にしている。パンデミックの最中に始まったTHE ECHOは、たった2年でおよそ500曲を生み出した。

ここで、音楽以外のストーリーを書く必要がある。北方は幼少期から体が弱く、長年患っていた喘息とアレルギー性鼻炎から、根本的な治療や真の健康にも興味があった。食で難病を克服した経験のある母方の祖父からは、この世の二元論の教えを学び、陰陽五行思想と食が結びついたマクロビオティックを知る。ここ最近は、味や成分を超えたエネルギーの働き、意識の働き、菌の働き、お水の性質から見えてくる新しい視点から、見えない世界・次元への関心がより一層高まり、食・身体・感情・意識・波動・自然・宇宙との循環が真の健康につながることを体感する。やがて慢性疾患は完全に治癒。

この慢性疾患の治癒は、人生に思いもよらない大きな変化をもたらした。それは「声」のポテンシャルを復活させることへの喜びだった。鼻炎や喘息を患っている以上、声は常にミュートされているようなもので、声を用いる表現全てが絶望的だったのだ。治癒してしばらくして、ボイストレーナー角田紘之氏と出会いが、大きなターニングポイントとなる。プロのアーティストであっても、現代人の声の機能は殆ど発揮されていないことを知り、また腹式呼吸をはじめ、正しいとされてきた発声に関するメソッドは、実は科学的には間違っているなど、ショッキングかつ本質的な声の覚醒への道を歩むことになる。「声とは生きるエネルギーそのもの」であり、これまでの人生そのものが声にそのまま表れているという大きな気付きを得たことから、2022年、メンタルへのアプローチと声帯を目覚めさせる科学的なメソッドを組み合わせ、最小の出力で最大の効果を発揮し、話し声・歌声ともに無限に覚醒させる「未来のボイトレ」を提供し始めた。

今後の展望として、音楽・声・波動を用いて、ヒト・社会・地球・宇宙を健康的に循環させること、人間が持つ最上のものがアップデートしていくこと、様々な業種とのコラボレーションにより新時代に必要な何かを共に創造していくこと、それらを実現するための新しいコミュニティ作り、そして何より、世界中を旅しながら音楽による鎮魂と祈りを捧げ、宇宙の叡智を世界中のアーティストと表現していくことが挙げられる。

株式会社 北方音楽事務所 代表取締役社長。現在は金沢市在住。





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